w-zero3 2x パケットでのIP通話は使い物にならないのか?
http://plusdblog.itmedia.co.jp/willcom2005/2005/12/wzero3_skype_4ea0.html
そういえばその昔、私が32Kbpsで海外と音声通話したときには やはり使い物にならなかったのを思い出しました。 あの時はdialpadだったでしょうか。 結局色々なIP電話サービスがありましたが音質は五十歩百歩でやはり使い物になりませんでした。
1xでの音声通話はやはり難しいのでしょうね。 さてそれでは2xパケットはどうなのでしょうか? 音声通話は基本的に64Kpbsあれば可能なはずなのでSkype以外のソフトならばまともな通話が可能なのではないか? そもそもSkypeは固定電話品質以上の音質を売りにしているため、 帯域を極端に使う傾向があります。 この考えの下、SJ Phone というSIPクライアントソフトを試してみました。
pocketPC版のクライアントソフトは以下からダウンロードできます。
http://www.sjlabs.com/sjp.html
試してみたSIPサーバーは無料のFWDとStanaPhoneの2つです。
結果:両方とも全然全く使い物にならなかった。 全然駄目です。遅延も音飛びもSkype以上です。 音声通話しながらどのくらい遅延があるのか数えてみると、 余裕で7秒近く遅延があり、もはやプッシュツートークとも言えない状況。 やはり音声通話は無線LAN以外では不可能な模様。
W-ZERO3用のネットラジオサーバーを作ってみる。
W-ZERO3用のネットラジオサーバーを作ってみた。
ネットラジオは帯域が64kpbs程度あればいいらしいので、
一番安い2xパケットの契約でも十分音楽が聴けるらしい。
ということは自宅のPCをサーバーにすればiPodなんか比較にならない容量の音楽が聴ける。
まぁiPodでも十分な容量なんですが、持ち物はできるだけ少なくしたいものです。
サーバーの作成手順をメモします。
インストールしたのは以下です。
apache
libapache-mod-mp3 - turns Apache into a streaming audio server
本当はicecastとかの方が一般的で機能も多いのですが、自分しか使わないつもりですし、
apacheの組み込みモジュールならば設定が非常に簡単だからです。
(icecastの設定は結構難しそう)
libapache-mod-mp3をインストール後、
/etc/apache/modules.conf を編集し、以下を追加。
LoadModule mp3_module /usr/lib/apache/1.3/mod_mp3.so
#httpd.conf に以下を追加。
<IfModule mod_mp3.c>
Listen 8000
<VirtualHost _default_:8000>
MP3Engine On
MP3Random On
MP3CastName "mod_mp3"
MP3Genre "Sounds of Open Source"
MP3 /home/zero3/music/
Timeout 1200
</VirtualHost>
</IfModule>
編集後apacheを再起動しw-zero3のTCPMPなどでhttp://Server:8000 とアクセスすればOK.
たったこれだけの設定で、/home/zero3/music/ に置いてあるMP3ファイルがランダムに再生されます。
※ファイルを追加、または削除した場合には必ずapacheを再起動してください。
再起動時にファイルリストを作成しているので、再起動しなければapacheでエラーが返ります。
ただし、ちょっと聞いてみたところ、音が飛ぶ現象が発生しました。
MP3は普通128Kbit以上でエンコードされているので、
2xでは転送速度が足らず(64Kbit)音が飛びます。
この問題の対策としてMP3ファイルを編集し、サイズを落とすことにしました。
ステレオ再生は諦め音声をモノラルに変換することにより
ファイルサイズは約半分になり、その状態で64Kbitまでビットレートを落とすことにします。
変換するの使用したソフトはAudacityというフリーソフトです。
Audacity
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/soundedit/audacity.html
モノラル変換
mp3で保存したときのビットレート設定
2xで64Kbitに変換したものを再生なんて、
そんなぎりぎりなのはナンセンスだろーという指摘がありそうですが、
一応再生前にバッファリングもされるのでとりあえずテストです。
テスト結果
30秒ごとに音が飛びました。
バッファリング->30秒でバッファが無くなり->バッファリングの繰り返し
うむ。予想どうりの結果でよかった。
下手に動かれたら、ええーー??ってなって
64Kbit以上はどこまで大丈夫なのかテストしなければいけないところだった。
念のためCPU使用率も確認し、使用率が高すぎて音飛びが発生しているわけではない
ことも確認した。
転送速度の問題で音飛びが発生していることを確認したので、Audacityで再度56Kbitで保存しなおす。
テスト結果
問題なし。これでW-ZERO3で音楽三昧ですな!
P.S
Audacityでは大量のファイルがあるときに、いちいち変換して保存するのがめんどくさく時があります。そんなときはC_vineを使って、MP3を巨大な一つのファイルに変換し、それをAudacityに食わせると便利です。
C_vine
http://www.xucker.jpn.org/keyword/cvine.html
FWD けいはイギリスの電話番号を手に入れた。
FWDの特徴としては英国ロンドンの 電話番号を無料で取得できる ということです。
ただし、Call-Outに対応していないため、一般電話番号に対して発信ができないという欠点があります。(開始予定らしい)
ちなみに私の取得した英国の電話番号は0870 - 3404421です。
こちらはイギリスへの日本からの発信による着信、
別の番号への発信共にOKで、ATERMに繋いである電話機の発着信が可能でした。
StanaPhoneを使ってみた。
StanaPhoneの特徴はなんと言っても、米国の 電話番号を無料で取得できる ということです。
ちなみに私の取得した番号は1-631-251-5128 です。

なんでこんなことをするかと言うと、私の家にはTEPCOから購入したVoIPアダプタ Aterm 7610HVが2台あります。これは以前TEPCOで、IP電話アダプタレンタルの場合にはレンタル料月額500円、購入の場合には1万6千円、IP電話番号維持費用は毎月100円と言われて購入したものです。(もう一台は結婚前にかみさんが購入)
ですが、TEPCOの規約変更により、IP電話の維持費用+レンタル料=500円となり、レンタルが必要ない人もレンタルしなければIP電話が使用できなくなりました。
この件については、TEPCO(POINT PHONE)にもクレームを入れたのですが、規約変更ですからの一点張り。
おかげで我が家にはアダプタが2台も余っていて一台1万6000円もしたのにしばらくアダプタを使っていませんでした。
Atermへの設定はこんな感じです。

通話試験をしてみました。
アメリカの番号へ日本から通話 1-631-251-5128
おお聞こえる。問題なく聞こえる。通話できる。
どうやら着信は問題ないようだ。
次にカンファレンスの番号に通話。
おお聞こえない。問題あって聞こえない。通話できない。
何度かけてもプープーの話中音である。
おかしいなと思って、別のStanaPhoneの番号に電話してみる。
やっぱり話中である。
う~ん。なぜだーー。
ぐらいんだぁ