私はもう随分前から本業とはまったく関係ない、VoIP技術にはまっているわけですが、
VoIPで重要なのがQOSと呼ばれる、サービス品質のための仕組です。
ところがQOSを使用するためには、中々高額なルーターを買わなければならないわけです。
いちばん安くてもNetGenesis SuperOPT100E MR-OPT100Eが15000円程度、
ギガビットに対応しているものならばNetGenesis SuperOPT-GFive MR-OPTG5 25000円もします。
書き込みを読むとそれぞれのルーターの評価も微妙という感じも受けました。
古いPCをルーターにしてQOSを使用しろという意見もありそうですが、
以前私がPCルーターを導入したときに家族の評判は散々でした。
PCルーターの場合、UPnPの動作が鬼門であったり(古い話です。今はどうなんだろう?)、
ファンなど駆動部品の数も多くハードウェアのトラブルなどで落ちた場合、
自分以外には復旧させることができなくなるため、私は今でもPCルーターを信頼していません。
どうにかしてQOSを格安で実現できないだろうかと寝る前に考えていたのですが、
ものすごい方法を思いついてしまいました。
その方法とは・・・
古いルーターや、ハブを利用します。
つまりこんな感じの構成図。

なんでこれでQOSになるのかと言うと、例えば10BASEのハブなんかを使用すれば
10Mbpsの速度しか出ないQOSとして使用できますよね。
同様にルーターなんかもADSL時代に使用していたルーターなんかは
スループットが遅いので、QOSとして使用できます。
え、うちにはスループットが速い新しいルーターしか余っていない?
そんなあなたもご心配無用。
現在市販されているルーターは例えば箱に
「FTPによる実測で「93Mbps」のスループットを発揮します」とか書いてあった場合は
ルーター備わっている機能のほとんどをOFFにした状態で測定しているので、
ルーターの機能をどんどんONにしてやれば、あっという間にスループットが半分以下になります。
特にセキュリティ関連機能何かをONにしてやれば、詐欺じゃないかと思うほどスループットが下がります。
さらにMTUやRWINなんかを設定できるルーターならば思いのままに帯域を絞ることができます。
ということを午前4時に思いついてしまい、衝動的に書きたくなりました。