どうもプログラマー以外の人種にはAIや人工知能、ビックワード分析、機械学習、ディープラーニングなどが
ドラえもんの未来のようにバラ色に見えているらしく、やたらめったら営業文句として使われております。
全てがインチキだとは言わないのですが、自分の中では毎度、
「営業じゃなくて技術者にプレゼンして欲しいなぁと」思っています。
営業の方々は用語の定義すら怪しいので漠然とし過ぎていて伝わらないためです。
私個人ではAIを採用する場合と、しない場合の条件を以下のようにしております。
1、ユーザーが何かアクションを起こす。
2、ディープラーニングにより、何を求めているのかを予測する。
3、予測結果があっているかを確認する。
重要なのは3で、予測結果があっているかの確認を
人力で行わなければならないのであれば、不採用としています。
タグ設置などで、ユーザー自身のアクションによって確認できるのであれば
採用したいと考えております。
また、採用をするにしても囲碁将棋のように勝利か敗北かの2択では無い為、
アクションごとに重みつけやスコアリングなどの経営者の資質も要求されることになります。
== ここで大きな問題が! ==
弊社だけでは無いと思うのですが、入力画面の多い場合には
母数が少なくなり、結果としてディープラーニングの精度が大きく低下します。
各種処理ごとに入力画面があれば、ユーザーの入力内容を少なくすることができるメリットはありますが、
ディープラーニングが難しくなるというデメリットが生まれます。
また、弊社は不動産屋なので肝心な部分は電話や書面契約であり
Webだけで完結する世界では無いのです。
内覧まで行った後は全て電話や書面という事も少なくありません。
以前も「SEO技術とアクセス解析技術と広告技術とプログラミング技術の戦い」で書いておりますが、
各技術は決して協力関係にはありません。
時間をかけて教育すれば運用することは可能ですが、その学習費用を弊社が出すのであれば
会社として回らなくなるのは目に見えています。
もし弊社で実現させようとするのであれば、ユーザー様に書面や電話では無く
何らかのWeb上での行動を強制するような仕組みが必要になります。
このように考えるとディープラーニング用のWebサイトの設計が
プログラマーの学習項目に入る日は近い?のかもしれません。
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ぐらいんだぁ
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