ブラウザによって名称は異なるが、こちらはユーザーが自らトラッキングしないサイトを指定する必要がある。
追跡防止リストは広く出回っており、リストをインストールする事により、1000サイト以上のドメインのトラッキングを簡単に拒否する事ができる。
チェック一つで有効化できる「Do Not Track」に対し、「追跡保護機能」は一般ユーザーには難易度が高い。
正直なところ、デフォルトで使われるようにならないと普及はしないと予想している。
「InPrivate ブラウズ」。名称は各ブラウザで異なる。匿名モードと呼ばれたりもする。
挙動としては立ち上げ時には一切cookieやキャッシュを引き継がず、何も無い状態でブラウザを起動する事ができる。
匿名モード起動後のアクセスはcookieやキャッシュが"使用されるし共有される"。
あくまでも「匿名モード起動前」のcookieやキャッシュを使用しないという点に注意。
よって、完全にトラッキングされたくないのであれば、ドメインごとに匿名モードを起動しなおす必要がある。
こちらも一般のユーザーには、ほぼ使われないし普及はしないと予想される。
よって、広告会社にとっては「Do Not Track」、「追跡保護機能」、「InPrivate ブラウズ」、
その全てがデフォルトで採用される事こそ脅威なのである。
という事を議論の前提として、今後、何が広告の問題になっていくかを掘り下げていく。
続く
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