「Tracking Protection機能」が有効になることが決定されました。
もし「Do Not Track」をGoogle やYahooなどの広告会社が完全に尊重し、
一切情報を受け取らないとした場合、
もしくは「Tracking Protection機能」が有効になっている場合には以下の問題が発生します。
※2015-11-08日現在、「Tracking Protection機能」についてはまだ正確な情報はあまり無いようです。
私が簡単に検証して見た所、1st-party Cookieなら「Tracking Protection機能」をONにしていたとしても
正常に動作しているようです。
3rd-party Cookieも一部分は動作しているように見えるので、何らかのトラッキングサービスとして
リスト化されているドメインのみのブロックなのかなーと考えています。
ブロックされる条件をご存知の方は教えて頂きたいです。
問題点1
現在のコンバージョン通知は、広告クリック時にcookie発行、
コンバージョン発生時に先ほどのcookieを送信という流れて成り立っている。
よって、アクセス解析や広告管理画面でコンバージョンが立たない。
システム上はコンバージョン可能なので、流入元が不明なコンバージョンが増える。
問題点2
リマーケテイング広告が機能しなくなるため、
広告の精度が下がりインプレッション数、コンバージョン率が下がる。
問題点3
広告の不正クリックを除外できなくなる。
広告会社は「不正なクリックやインプレッションは監視ソフトウェアにより自動的に除外」されるとしております。
しかしその監視の基幹となる技術はcookieです。
cookieが無効な場合の不正クリック除外となると、x-log社のような
同じような環境を広範囲に巻き込む形の除外、
もしくはまったく除外されない形のいずれかになってしまいます。
(※私は x-log 社は別に嫌いじゃないですよ^^)
よって、不正クリックが容易になります。
堂々と不正クリックしていたとしても、「Do Not Track」を有効にしているユーザーの
追跡を行っているという事は、どの企業もあまり公にしたくは無いでしょう。
まとめ
現在の所、それほど影響は大きくないのですが、
Firefox 42の「Tracking Protection機能」、広告会社の「Do Not Track」の動向と挙動を
広告会社は知っておくべきだと思います。
「Tracking Protection機能」が有効の場合には
歯抜けだらけになるサイトは現在多々あります。
広告が自分のサイトのデザインの一部として設計しているサイトほど
悲惨な見た目となっています。
今後も注意した方がよさそうです。
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