1、セッションのタイムアウト(デフォルト:30分)
2、キャンペーンのタイムアウト(デフォルト:6ヵ月)
3、Analyticsタグのクッキー保持期限(2年)
1は訪問を区別する為に使用します。
3はユーザーを区別する為に長期で保持しています。
では2は何に使うのかというと、広告などを踏んだユーザーの
最終の広告媒体を知るために使用する・・・ということなのですが、
弊社の関係者の間では結構な混乱が発生しておりました。
問題となったのが、計測対象期間とは無関係に値が取得されてしまう点です。
例を示しますと、1月1日にGoogleのキーワード広告で流入したユーザーが
5月1日に再度弊社サイトを訪れた場合でかつリファラーが無い場合には
5月1日の訪問は「メディア / ソース / キャンペーン / 参照元」などは1月1日の値を引き継ぎます。
この状態で、5月を対象としてアナリティクスを見てみると、
1月1日に広告を踏んだユーザーなのにも関わらず、
5月に広告を踏んだユーザーと同じ扱いになってしまいます。
そして、「あれ、この広告止めているはずなのに・・・」などの
問い合わせが発生するわけです。
リピーターが多いサイト程、「メディア / ソース / キャンペーン / 参照元」が
引っ張られてしまい参考にならないデータとなります。
この問題を解決する為には単純に「キャンペーンのタイムアウト」時間をより短く設定する事により
解決することができます。
デフォルトの6か月は商談期間としては無難な選択だと思いますが、
リピーターが多いサイトでは、不向きな設定です。
ただし、「キャンペーンのタイムアウト」時間を長く取る事のメリットも少なからずあります。
例えばFacebook広告など広告自体にある程度の表示条件が指定できる場合、
「車に興味がある20代女性」向けに出した広告を踏んだユーザーが
閲覧したページ!などの解析がやりやすくなります。
業務の内容を見ながら「キャンペーンのタイムアウト」時間の設定は行って下さい。
一応検証結果の画面も張っておきます。

~中略~

2015年11月09日に広告を踏んだユーザー様の「参照元 / メディア」は
2016年02月24日でも変更がありません。
このリピーターユーザー様は2015年11月09日以降、いつの時期を指定して解析しても
(例え期間が2016年02月01日のみだったとしても)「参照元 / メディア」は「google / cpc」と表示されます。
解析時にはくれぐれも注意が必要な内容だと思いました。
.
スポンサーサイト
コメント