・9月19日にリリースされたiOS11からデフォルトで「Intelligent Tracking Prevention(以下ITPと記載)」がON。
・URLと一致するドメインのCookieは30日保持する。(これを1stパーティcookieといいます)。
・URLと一致しないドメインのCookie(これを3rdパーティcookieといいます。)は24時間のみ保持する。
※広告だからCookieを○日保持、アクセス解析は○日、
ログイン関係だから○日保持といった仕組みでは無く、
単純にドメインと一致するcookie かどうかだけで判断されます。
・GoogleAnalyticsのCookieは1st パーティcookie。
・広告関連は全て3rd パーティcookieなので期限は24時間。
広告運用上の影響
・ログインするサイトの自動ログインは30日間以内に限定されます。
・CVは広告クリック後24時間以内のCVのみ計測可能です。
・アクセス解析もAnalytics以外はほぼ3rdなので、
解析精度が下がります。
統計分析はできてもユーザー単位の分析はSafariはできなくなります。
・広告関連の全てのCookieは24時間しか保持され無い為
Safariへのディスプレイやリタゲは24時間しか機能しなくなります。
・アシストコンバージョンはほぼ発生しなくなります。
期限が24時間なので数日に分かれて流入した場合、
どの媒体がアシストしたのかは追う事ができなくなります。
・Google、Yahoo共にキーワード広告以外は
Safariは出さない方が良いかもしれません。
精度が著しく低い状態になっていると思います。
Googleの提案
・Adwords広告は3rdのCookieなので期限は24時間だが、
Analyticsは30日なので、Adwords広告をクリック時に
Analyticsに広告クリック情報を保存する。
その為には、自動タグ設定の有効化とAdWords と Analyticsの
アカウントがリンクされている必要がある。
★Googleの提案を実施したとしても、
広告の精度が低くなってしまったことには
変わりが無いので、iOS11 のサファリには注意が必要。
今後の予測
今の所、影響としては軽微かもしれませんが、
リタゲ、ディスプレイ、インタレストマッチなどの精度は
今後どんどん下がっていくでしょう。
となるとクリック単価も下がっていくと思われるので、
遡及広告などでターゲットを絞らずに広告を出すのは
出しやすくなるかもしれないです。
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